なぜ数学が苦手なのか

プログラマーの仕事のメリットは「論理的思考力を生かせる」ということです。
これは数学が得意であることとは違います。
実際、プログラマーの方で自分が数学が苦手だと言われる方が非常に多いです。
プログラミングにおいて数学が全く関係ないということはありませんが、逆に言うと関係ある部分は一部分です。
よって気にする必要はありません。
自分に「数学が苦手」という意識があるのであれば、具体的にどの部分が苦手なのかということについてこの際もう少し掘り下げて考えてみましょう。
例えば、二次方程式が解けることとビジネス上のプログラミングには明確な関係性はないということになります。
数学とプログラミングが共通している部分として「場合分け」というものが挙げられます。
自分が想定した以外の「場合」が出てしまうとプログラムはエラーになります。
数学でも、詳細に場合分けしたうえで答えを導くものがあります。
共通している部分といえば、これくらいかもしれません。
そうだとしたら「場合分け」が苦手なだけで、別に数学が苦手なことを悔やむ必要はありません。
この「場合分け」に習熟する方法ですが、ズバリ「物事を俯瞰して見る」クセをつけることに尽きます。
エラーが発生する場合、マシンの設定上の問題を除き、何らかの形で「想定外」の事象が起こっているのです。
これをプログラムで処理し切れていないためエラーになるのです。
仕事に限らず、プライベートでも「当たり前と思っていることをあえて疑ってみる」ことによって「俯瞰」の技術はアップします。
つまり学校の成績より、地頭の良さが大きく影響するということです。
理数系ではないからと悩んでいる方は、「プログラマーに数学は必要ない!」を読んでみると考え方が大きく変わるかもしれません。